凍結乾燥によって製造される医薬品

凍結乾燥機 小型

凍結乾燥機メーカーとして長年の実績を元に磨き上げた医薬品研究用凍結乾燥機。
ワクチン、抗生物質等の多くは凍結乾燥によって研究生産されており凍結乾燥機の役割は医薬品分野では非常に重要となっております。 当社の真空凍結乾燥機は、大学、製薬会社、官公庁や各種研究機関などで採用されご利用いただいております。

医薬生産用凍結乾燥機

凍結乾燥機 小型

乾燥室内部をバフ研磨+ER(電解研磨)仕上げとした本格的な大型凍結乾燥機医薬品用仕様 の機種です。

クリーンルームにて製造されることを前提に設計されており、クリーンルーム内外の壁を挟んで 乾燥室と機械室を設置し、メンテナンスが簡単にできるように外部から作業ができる構造になっています。

当然のことながらバリデーションも可能で、特に制御と計測を完全に切り離した独立設計ですので、 制御部分に触れることなく、計測部分の単体校正ができます。
キャリブレーションを行う際は、ユーザー様や設備担当者様、校正の業者等のユーザーサイドでの 単独校正が可能です。

凍結乾燥機で開発される注射剤

凍結乾燥製剤という注射薬が凍結乾燥機で製造されています。

凍結乾燥機 小型

病院や診療所で使用される注射剤の中には、患者様に投与する際にお薬を溶解し、調製しなければならない製品があります。

お薬には、安全で有効に作用することが求められいて化学的に不安定なために有効期限が短いものがあります。
また、常時在庫しておく必要があり、保存性が求められております。

バイアル瓶と呼ばれるガラス瓶の中の粉薬を溶かして注射液にしてから投与する凍結乾燥剤は 無菌状態で製造され真空中で密栓し長期保存が可能で安定性に優れているため、注射剤として一般的に 使用されています。

バイアル密栓式凍結乾燥機

凍結乾燥機 小型

バイアル瓶密栓に対応した凍結乾燥機の
一般的な密栓式凍結乾燥機の使用方法。

  1. バイアル瓶容器に乾燥物である薬剤を分注する。
  2. 上部の開口にゴム栓の軽く挿入(半打栓)する。
  3. このままバイアル栓を半打栓のまま凍結乾燥を行うことで、隙間から水蒸気が放出され乾燥が進行する。
  4. 凍結乾燥が終了後、そのままバイアル瓶を凍結乾燥機内で密栓し取り出す。
  5. 最後に打栓機キャップ付けをしラベルを貼って完成。

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